こんにちは♪
右緒蓮芭 府越斗です。
米国市場を牽引する「GAFAM」の躍進は、コロナ禍以降もまったく衰えない…どころか、その勢いは増すばかりです。
「GAFAM」に投資する場合、個別銘柄を購入する方法もありますが、インデックス投資家としては、やはりETFが気になります。
というわけで今回は、「GAFAM」に投資できるETFをチェックしてみます。
「GAFAM」とは?
「ガファム」、「ガーファム」と読みますが、米国の5つの超巨大IT企業をひとまとめにした呼び方です。
▪Google(グーグル)
▪Apple(アップル)
▪Facebook (フェイスブック)
▪Amazon (アマゾン)
▪Microsoft (マイクロソフト)
それぞれの頭文字をとったのね。
「世界を席巻する勢い」と言われているように、「GAFAM」5社の時価総額は、東証1部(およそ2170社)の合計をも上回ります…。汗
出典:トレーディングビュー
↑「GAFAM」5銘柄の最近5年来のチャートです。
一番上から
「アマゾン(黄)」、「マイクロソフト(紫)」、「アップル(橙)」、「フェイスブック(水色)」、「グーグル(赤)」となっています。
ちなみに、一番下のローソク足は「S&P500」です。
5銘柄とも、コロナショック前の水準を上回っています。
スゴ過ぎ…。
「GAFAM」に投資する2つのETF を比較
現在、「GAFAM」5銘柄の含有率が高めで、なおかつ純資産総額も大きめのETFは、以下の2つです。
ティッカー | QQQ | VUG |
名称 | インベスコQQQトラスト・シリーズ1 | バンガードグロースETF |
この2つのETFを、S&P500に連動するETFの「IVV」と比較しつつ、見ていきます。
設定日
QQQ | VUG | IVV |
1999/03/10 | 2004/01/30 | 2000/05/19 |
出典:ブルームバーグ
「QQQ」と「IVV」は、設定から既に20年も経過しているんですね。
思っていたよりも昔からあったんだなぁ…というのが、正直な感想です。
純資産総額
QQQ | VUG | IVV |
13.2兆円 | 6.1兆円 | 21.1兆円 |
出典:わたしのインデックス(2020年6月末現在)
ETFでは、純資産総額が少なくなると上場廃止リスクが高くなると言われていますが、これだけ規模が大きければ、まったく問題無いでしょう。
参考までに、国内ETFの純資産総額ランキングのトップ3は以下の通りです。
順位 | 第1位 | 第2位 | 第3位 |
名称 | TOPIX連動型上場投資信託(1306) | 日経225連動型上場投資信託(1321) | ダイワ上場投信-トピックス(1305) |
純資産総額 | 12.3兆円 | 6.5兆円 | 5.8兆円 |
出典:わたしのインデックス(2020年6月末現在)
経費率
QQQ | VUG | IVV |
0.2% | 0.04% | 0.03% |
出典:わたしのインデックス
運用にかかるコスト=信託報酬(年率)です。
3つだけで比較すると、「QQQ」がややコスト高めな感じですが、ETF全体の中で見れば、一応低コストな方に入ると思います。
「VUG」と「IVV」に至っては、ETF全体で比較しても、コスト最安水準にあると言えます。
GAFAM含有率
QQQ | VUG | IVV |
45.74% | 36.88% | 21.97% |
出典:ブルームバーグ(2020年7月現在)
それぞれのETFの「GAFAM」含有率です。
「IVV」は500銘柄中、2割以上がGAFAMという事で、割合的には意外と大きいと感じました。
「QQQ」は半分近くをGAFAMが占めています。
チャートで比較。QQQ、VUG、S&P500。
出典:トレーディングビュー
上から「QQQ」(赤)、「VUG」(橙)、一番下のローソク足がS&P500です。
「GAFAM」の含有割合が、そのまんま順位になっていますね。
GAFAMの個別5銘柄同様に、コロナショック前の水準を上回っています。
2017年から「QQQ」が、2018年から「VUG」が、それぞれS&P500を引き離して現在に至っています。
差は広がるばかりやね…。
トータルリターン
1年 | 3年 | 5年 | |
QQQ | 36.91% | 23.18% | 19.03% |
VUG | 27.75% | 18.96% | 15.04% |
IVV | 10.42% | 11.61% | 10.88% |
出典:ブルームバーグ
こちらもGAFAMの含有割合がものを言う状況となっています。
配当
QQQ | VUG | IVV |
0.65% | 0.79% | 1.56% |
出典:ブルームバーグ(2020年6月期配当)
まぁ、配当狙いのETFではありませんので…。
参考までに、米国ETF「VT」「IVV」「SPYD」の配当状況に関する記事です↓
まとめ
今回は、世界を席巻する5大IT企業、GAFAMに投資する2つのETF、「QQQ」と「VUG」の特徴を、S&P500ETFの「IVV」と比較しつつチェックしてみました。
チャートだけ見ても、S&P500を見事に上回るパフォーマンスというのが分かりました。
ワタシは今年、世界株式型の「VT」、S&P500連動の「IVV」、高配当型の「SPYD」の3つの米国ETFに投資を始めましたが、今回チェックした2つのETF「QQQ」と「VUG」も是非ともポートフォリオへ追加したくなりました。
コロナショック前の水準を上回るとは…!
GAFAM恐るべしですね…。
ではまた♪
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