こんにちは♪
右緒蓮芭 府越斗です。
「最強の投資家は?」と聞かれたら、多くの人が米国のウォーレン・バフェット氏の名前を挙げると思います。
では、かつて日本に、勤め人をしながら投資を行い、若干40代にして現在の価値で100億円もの資産を築き上げた、【本多静六】という人物がいた事をご存知でしょうか?
彼は専業投資家ではなく、東大教授・林学者・造園家の傍ら株式投資も行っていたという、実に多才な人でした。
…まぁ、立派な肩書きからして、収入の方もさぞや多かったであろう事は想像できます。
ただ、「兼業」投資家という点では、現代に生きるサラリーマン投資家に通じるところもあるのではないでしょうか?
もしかしたらワタシみたいな、まったくフツーの会社員にも実践可能な部分が、あるかも知れませんよね?
…ポジティブやね。
そんなわけで今回は、兼業投資家にして伝説の投資家、本多静六の投資手法について探っていきます!
本多静六の経歴
東大教授、林学者、造園家、株式投資家。
本多 静六は、日本の林学者、造園家、株式投資家。日本の「公園の父」といわれる。苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資で巨万の富を築き、大学定年退官と同時に全財産を寄付した。旧名、折原静六。
出典:Wikipedia
冒頭でも書きましたが、本多静六の肩書きは、いっぱいあります。
「東大教授・林学者・造園家」
全部同時にこなしていたんでしょうかね〜?
それにしても、いったいどれが本業だったんでしょうか…?
生い立ち
1866年(慶応2年)、武蔵国(現在の埼玉県)の裕福な農家に生まれ育った静六ですが、9歳の時に父親が急死。以降多大な借金に見舞われ、苦しい生活を強いられてしまいます…。
しかし苦学の末に帝国大学農科大学(東京大学農学部)を首席で卒業。その後も林学を学ぶためにドイツ留学・欧米視察などを経験します。帰国後は日比谷公園や明治神宮など数多くの公園の設計・改良を手掛け、やがて日本初の「林学博士」となり、1900年(明治33年)には母校の東京帝国大学農科大学の教授に就任します。
はー…、すごい人なのね。
てゆーか、よく調べたわね。
ほとんどウィキペディアから抜粋っす♪
本多静六の投資手法
さて投資ブログ(一応…)としては、ここからが本題です。
投資家としての本多静六の手法を探ってみましょう。
月給四分の一天引き貯蓄
「投資法」といいつつも、いきなり「貯蓄法」の話で恐縮です。
まぁ投資を行うにも元手は必要ですからね。
本多静六が実践した貯蓄法は、文字通り、月給の4分の1を貯金するわけですが、ここでのポイントは以下の2つです。
①月給の4分の1を天引き貯蓄
②臨時収入は「全額」貯蓄
月給の4分の1を天引き貯蓄
これについては、金融機関で「毎月自動の定額預金」の手続きをすればいいだけなので、手続き自体は簡単です。
また、今の世にはiDeCoもあるので、併せて活用すればいいかと思います。
やはり「天引き」というのは結構重要で、やる気は無くとも設定さえしてしまえば、後は自動的にお金が貯まっていくので、どんな人にもオススメの貯蓄法と言えます。
臨時収入は「全額」貯蓄
上記の「月給の4分の1」は天引きで自動的に貯蓄するとして、もう一つ大事なのが、臨時収入があった場合は、全額貯蓄してしまおう!という事で、本多静六式の貯蓄法では、こちらも重要となります。
臨時収入というと、ボーナスや副業の収入なんかが該当するんでしょうかね?
いずれにせよ、臨時収入を貯金しておくという場合は、生活決済用の通帳の他に、貯蓄専用の通帳を作って、そこへ入れておくのがベターかと思います。
二割利食い、十割益半分手放し
ようやく投資法の話になります。
本多静六のトレードスタイルは、買いたい銘柄があった場合、
「買い付け資金をキッチリ用意しつつ、先物取引にて様子を見る」
というものです。
先物なので決済日が決まっていますが、その前に2割値上がりした時点で、それ以上の儲けは狙わずに利確して、元金共々銀行へ定期預金、というのを徹底して実践。これが二割利食いです。
一方で決済日までに利確に至らず、現物として保有する事になった場合は、長期で持ち続け、やがて2倍になった時点で半分だけ売却して、残りの半分はホールドしておくという方法でした。これが十割益半分手放しです。
まとめ
本多静六は、株式投資もさる事ながら、山林投資で巨万の富を築いたと言われていますが、今回は、現代のサラリーマンでも実践できそうな、貯蓄法と投資法の2つを取り上げました。
景気のいい時期は「月給4分の1天引き貯金」でしっかり勤倹貯蓄を実践し、不況になったらそれを元手とし、機を逃す事無く株を買い付け、「二割利食い、十割益半分手放し」で運用するという、アクティブ投資家の本多静六さんでした。
とりあえず勤倹貯蓄からやってみますか。
ですね〜!
ではまた♪
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